けいんのおともだち
この記事はmonshist's server Advent Calendar 2021 20日目の記事です。
かのだ けいんにはとってもだいすきなおともだちがいます。
それは、こくじんぼう！
こくじんぼうとはいつもいっしょ！
ごはんをたべるときも、
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「うぅ〜、ピーマンにが〜」
『Nigger!?』
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あそぶときも、
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「チュチュリスでシールドにこうげきだ！」
『Ugatsu!?』
「も〜、サバキZつよすぎるよ〜」
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きんじょのおねえさんとあうときも、
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「あ！ういねえちゃんだ！おーい！」
「あれ？いっしょにいるおじさんだれだろう......？」
『Papakatsu!?』
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ずーーーーーーーっといっしょ！
しかし、けいんはこくじんぼうとけんかしました。
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『Let's Go』
『Kyougaku!?』
「ぼくがだいじにとっておいたのに！」
『Ugh......』
「こくじんぼうなんかだいっきらいだ！」
『Tell me about it.』
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こうじんぼうは、でていきました。
こくじんぼうは、こうえんにいました。
こくじんぼうは、ひとりでバスケをしていました。
そこに、たてかわしらくににたおとこのこがあらわれました。
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「おい、そこのこくじん！」
『Nigger?』
「こくじんのくせにバスケうまいんだなw」
『What the fuck!? You ＊＊＊＊ ・・・』
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ばかにされておこったこくじんぼうは、なぐりかかろうとします。
しかし・・・
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「ちょうしにのるなよ！」
バゴッ！
『B...Bokusastu...?』
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こくじんぼうは、バットでなぐりかえされました。
なんども、なんども、なぐりかえされました。
こくじんぼうは、こうおもいました。
If only I hadn't eaten that ice cream.
If only I had apologized properly.
と。
そんなときに、とおくからこえがきこえてきました。
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「やめろーーー！！！」
「なんだよおまえ！」
「こくじんぼうをなぐるな！」
「おまえ、そんなこくじんかばうのかよ！」
「たしかにこくじんぼうは、ぼくのアイスをかってにたべるし、はだがくろくて、はげてて、かおがきもくて、いきがくさくて、ぼうしがにあっていなくて、なにいってるかわからなくて、わきがで、ばかで、くずで、のろまで、せいりてきにうけつけがたいときもあるほどのれっとうじんしゅだ」
「だけど」
「だけど、こうじんぼうはぼくのいちばんのともだちなんだ！」
『Kane...』
「な、なんだおまえ。きもちわりぃ」
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けいんは、こくじんぼうをたすけました。
こくじんぼうは、けいんにあやまりました。
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『本当にごめん！アイス食ったことも、勝手に出ていっちゃったことも......全部僕が悪かった！』
「えっ、にほんごしゃべれたの？」
『実は沖縄生まれ沖縄育ちの沖縄人さ。外国人のふりをすれば、馬鹿な子供を釣れると思って英語で喋ってたんだ』
「でも、おきなわじんならがいこくじんとかわらないね」
『ふふっ。そうだね』
「あはは」
『そうだ、お詫びと言っては何だけど一緒にアイスを食べにいかない？』
「うん！
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ふたりはなかなおりをしました。
ふたりはいままでよりふかいきずなでむずばれてることでしょう。
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『着いた！ここがアイスクリーム屋さんだよ！』
「え〜、どれにしようまような〜」
『僕はこのダークチョコレートにしようかな』
「ぼくもそれにする！」
「坊や、大丈夫かい？ダークチョコレートはちょっと苦いよ？」
「『Nigger!?』」
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おしまい。
